大阪地裁が警察の無断GPS捜査を「適法」判断!車両監視時代の突入か!?

4
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

窃盗容疑者の行動を確認するための、全地球測位システム(GPS)発信器を車両に取り付けた警察の捜査手法が違法かどうかが争われた刑事裁判で6日、大阪地裁が「捜査は適法、プライバシーは大きく侵害していない」と判決を下した。裁判所でGPS捜査が認められたことは初で、今後の捜査手法に大きな影響を及ぼすことは間違いない。
元警察官として言わせてもらえばGPSは、個別に予算を組まずに一定の内部規定の元、秘密裏に使用していた。
そこで疑問になるのが、同じように車両の動きを監視するシステムでは、ダメなのか?という点でしょう!

最近、街中に車両ナンバーを監視するシステムが増加中なのをご存じでしょうか。これも当初は、GPSと同じように公然の秘密のように使用されていたのですが、最近の犯罪事情からか堂々と設置されてきています。

信号機に目立たないように巧妙に設置してある。

2 「Nシステム」

更に、こんな案内板を見たことがありますよね?

3 「旅行時間調査システム」

仕組みは2カ所でナンバーを読み取り、その時間を表示しているのです。
これらは交通規制予算などのあらゆる予算を使って設置しています。そして、システムや設置方法は、どんどん進化しているのです。
これで、通過車両のナンバーのほとんどが確認できます。

しかし、システムの設置されていない路線(最近の設置状況を考えるとほぼ不可能)を選んで走行したり、犯罪者の手口である盗難ナンバープレートや通称テンプラナンバー(偽造ナンバー)を使用したり、赤外線カットカバー(整備不良違反になります)をナンバープレートに取り付けた場合、行動は完全に確認できないのです。
特に偽造ナンバーは、実際に走行している同じ車種の車両のナンバーを作ることが多いため見た目は判断できない車両(クローンの車両)ができてしまうことから車体番号を確認しない限り、見分けるのは困難になるのです。
よって、確実に行動を監視するためには、GPSが確実になるでしょう。そうなると、Nシステムはひき逃げ事件等突発的な犯罪には有効かもしれませんが、計画的な犯罪の効果は薄いでしょう。
そして、犯罪者でない一般市民の情報までの情報が蓄積されてしまう現状から考えると、担当の所管職員が、交際者や好意を持った人物のデータを違法にひきだし個人情報保護条例違反で送検されている現状を鑑みるとデータの管理がとても心配ですね。

しかし、この判決は地裁レベル。今後の裁判所での判断にも注目です!

この記事が気に入ったら いいね!しよう

探偵Watchの最新記事をお届けします

総合探偵社 ガルエージェンシー埼玉北(0120-446-007)

三〇年間警察官として勤務 1981年 警察学校入校 1982年 警察署配属 1994年 警察本部自動車警ら隊 1997年 巡査部長昇任、警察署配属主任として勤務 1997年 管区学校成績優秀表彰受賞 1999年 警察本部高速道路交通警察隊主任として勤務 2002年 警部補昇任、警察署配属係長として勤務 2004年 警察本部高速道路交通警察隊係長として勤務 2009年 警察署配属、統括係長として勤務 2010年 優秀警察職員表彰受賞 2011年退職 2012年総合探偵社ガルエージェンシー埼玉北代表 2013年メンタルヘルスカウンセラー資格取得 2014年メンタルヘルス心理士試験合格

関連記事

Message

メールアドレスが公開されることはありません。