【実話】恐怖の同窓会 気になる“あいつら”の現在は?

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中国山脈の麓にある小さな町の中学校でした。僕たちは夏と冬、必ず同窓会を開いていました。半年ぶりに見る顔は、懐かしいもへったくれもなく、昨日も会ったよな! みたいな奴ばかり。逆にそれもおもしろくて、本当に仲の良い同級生たちでした。

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でも、もう、今は何年も集まることがありません。

最初は僕たちが二十七歳になったばかりの夏の頃だったと思います。一人の友人が病気で亡くなりました。その後、一年ないし二、三年に一人のペースで、同級生が亡くなっていきました。一人目が病気、二人目は自殺でした。三人目は病気、四人目は自殺。五人目は病気。

二クラスしかない学年の人数を考えても異常な数に思えました。しかも、A組の次はB組。それが交互にやってくるのです。同窓会は、最早、悲しい知らせの報告会のようでした。

次は順番でいくとB組だから、今度は自分の番かもしれない。誰もが口にはしませんでしたが、心のどこかでそんなことを思っていたと思います。

五人目の友人を偲んで飲む同窓会の席で、ふと誰かが言いました。

「俺たちってさ、こんなふうに早くからあいつらと別れなければならないのをなんとなく感じるっていうか、分かっててさ。それで、お互い生きてるうちに少しでも会いたいって思って、半年に一度同窓会を開いてたのかな…」

決して抗がうことのできない運命。大きな恐怖心のようなものが、ハッキリと見えてしまったような錯覚に陥り、その場にいた誰一人として頷くことさえできませんでした。

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そのうち別の友人が、黙って手にしていたグラスを一気に飲み干し、ダンッと大きな音を立ててグラスを置くと、少しの沈黙のあと、

「しばらく同窓会を開くのをやめようか…」

その場では、その友人の提案に誰も同意しませんでしたが、その同窓会が最後でした。

それからどれくらい経ったでしょうか。本当に久しぶりに同窓会の案内が届きました。

六人目の訃報と共に…。

 

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総合探偵社 ガルエージェンシー米子(0120-249-520)

開業から13年のベテラン支社。境港市、大山町、琴浦町、倉吉市、鳥取市、伯耆町、島根県松江市などを含む鳥取県西部全域にて主に活動中。全国上場企業や金融機関、弁護士や司法書士などの士業関係者からの信頼が厚く、多数依頼を受けている。

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