命はひとつしかないということをもっと教えるべきだった ~娘を失った母親の苦しみ~

笑顔女の子
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小学4年生の女の子のお母さんからのご相談でした。
「あの子は、生まれたときから笑顔を絶やさない天真爛漫な明るい子でした。上にお兄さんとお姉さんがいる末っ子で、家族が大好き!人が好き!生き物が好き!生命のあるものだけでなく、文房具の消しゴムひとつでさえも大切に慈しみをもつ子でした。特に 私のお手伝いが大好きで、お父さんが帰ってくると誰よりも先に玄関にお迎えに行き、宿題の傍ら小さなお世話を焼いてくれる子なんです。買い物に行って『何かひとつ買ってもいいよ。みんなに内緒ね!』と言うと『お兄ちゃんとお姉ちゃんのも!』と必ず兄弟の分も選ぶ子です。
道端で虫の死骸を見つければ、拾って穴を掘り埋めてあげ、ツバメの巣を見つけたら、親子のツバメをニコニコしながら半日も眺めているような子でした。食事も、命をいただくことに感謝し毎回残さず食べていました。 また、あの子の祖母にあたる田舎に住む私の母に対しては毎日日記を書き、毎月1日にポストへ投函しに行っていました。

ある日、あの子のお友達のお父さんが病気で亡くなりお葬式に行きました。そのお葬式に行った時の事ですが、あの子はお友達とそのお母さんを見るとすぐに傍に駆け寄っていきました。そして泣きじゃくるお友達の背中とお母さんを交互にずっとさすってあげていたんです。本当に心優しい子でした。

この子を見ていると、いつも色々なことを教えられている気になりました。・・・そんな毎日でした。
笑顔女の子2

4年生になったある日、学校から帰ってきて急に泣き出したんです。それまで泣くのは、『旅立ちの日に』と言う曲を聴いた時だけだと記憶するぐらい稀な事でした。
理由を聞いても『大丈夫!なんでもないよ。お母さんも悲しくなるよね。ごめんね泣いちゃって。』と気遣いをしてたんです。
その日は何気なく聞き出そうとしても、うまくいきませんでした。今思えば、その時にもっと真剣に心配してることを伝えればよかった。もっと抱きしめてあげればよかったと後悔が止みません。私が心配するからか、それから泣くことはありませんでした。しかし気になったので後日、 学校に相談に行きました。
すると、『いつもと変わらずお友達に優しく、良く気のつく子。心配することは無いですよ。 気をつけてみておきます。』と先生は仰ってくれました。
家にお友達が来れば、おかしな会話は無いかチェックもしていました。
あの子も人並みに反抗期に突入したのかな? と思うところもあり、悩み事があったらみんなで解決しましょう!という家族会議を何度もしましたが、あの子は『悩み事なんて無いよ。残念でした~。』と少しだけ口角を上げるだけでした。

夏が過ぎた頃、毎月あの子が日記を送っている私の母から連絡がありました。
『書いてある事に心配事は見つからないけど、ノートのどのページにも水のようなしみがたくさんある。もしかしたら涙じゃないか。』とのこと。
それでも何も見抜けなかったんです。どんどん笑顔を失っていく娘に何もしてあげられなかったんです。
そしてあの日が来たんです。 買い物から帰り、部屋に入るとリビングの電気に紐を巻いてぶら下っているあの子が居たんです。それから、どう時間を過ごしたか分からなくなりました。 ただあの子が居ないんです。何処にも居ないんです。 笑顔いっぱいの優しいあの子が居ないんです!
これはあの子の机の中にあったメモです。 これを頼りに探偵さん!あの子を探してください。」

そのメモには 「あやちゃん、お父さんに会いたいんだって。私が先にあやちゃんのお父さんの様子を見てくるね。」
あやちゃんとはお父さんを亡くしたお友達の名前でした。
私は母親に言いました。「出来ることなら世界中を探してあげたいです。」
そんな行方調査のご相談でした。

 

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