熱いのは大地と世間だけ?火山活動が活発化する箱根 大涌谷に行ってみた

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5月6日の午前6時、気象庁は箱根町大涌谷園地付近(噴煙地)に対して、火口周辺警報(噴火レベル2、火口周辺規制)を発表した。ゴールデンウィーク前あたりから火山性地震が多く観測されるようになった箱根山。地元、いや日本屈指の観光地で今、何が起きているのか現地取材に行ってみた。

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神奈川県道734号線、大涌谷へと繋がる唯一の道路はこうして規制されている。訪れた時間はちょうど報道陣が集まっている時間で、行政の職員へと取材が行われていた。報道陣の質疑に対して、規制の先にある温泉設備の清掃の為、10数人の人間が出入している事などが説明されていた。

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観光業への影響はどの程度なのかと思い取材を続けていると、規制地点の近所で宿泊業を営む70代男性に話を伺うことができた。

「昔から(今回程度の)火山活動はよくあった。火山性の地震も、最近やっと感づく程度になってきた。客減りはほとんど無く、営業に支障は無い。」と話す。

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宿泊業のこの男性が話してくれた通り、その他の様々な店舗で話を伺ってみたが客の減少を感じると話す人はいなかった。大涌谷へと直通するロープウェイが出ている箱根ロープウェイ桃源台駅内にある、お土産物屋の30代女性店員からは「外国人観光客が増えているので、むしろお客様が増えて忙しい。」との声も聞けた。

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観光業で最も影響を受けたのは、大涌谷名物である「黒たまご」を販売する店舗だろう。「黒たまご」は大涌谷で製造、販売されている殻の黒いゆで卵で、普通のゆで卵よりもおいしいと評判だ。しかし大涌谷が規制されている現在、大涌谷の地熱と火山ガスを利用して製造することが困難な状態になっており、事実上の販売中止状態だ。販売店のSNSでは、販売中止に対する謝罪文が掲載されていた。

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取材を続ける中で感じたのは、現場周辺の緊張や、地域住民たちの不安がほとんど感じられないということだ。とある男性住民によると、「前回の火山活動の時は今回の比でないほど激しかった。その時は、流石に客離れが気になったのであまり話題にしないように努力した。今回は御嶽山での事故があったので、行政やマスコミが過敏になっている。」とのこと。地域住民にとってみれば、昔から付き合い、乗り越え続けてきた問題であり、御嶽山の事故があったからとはいえ、少々騒がれすぎでは・・・と、世間との温度差は激しい。

 

御嶽山の事故から、火山に対する安全が見直されようとしている今、地域住民の話す「世間の過敏な反応」は古い考え方なのかもしれない。しかし、現地に長く住み、火山と共生してきたからこそ分かることもあるとは思う。報道や情報だけでなく、自分で見極めることが改めて重要だと感じた。

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取材中、報道関係の30代外国人男性カメラマンと話したとき、「噴煙が近くて怖い。」とやや片言な言葉だが話を聞けた。噴煙地から約1キロは離れた位置で筆者は別に何とも思わない距離であったが、一般的には怖い距離なのだろうか。・・・普段の調査に比べれば、格段に安全な距離なので、筆者の感覚がやや麻痺しているのかもしれない。

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