京大熊野寮に家宅捜索!甦る学生運動の一部始終

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  11月2日に京都大学の学生3名が公務執行妨害で逮捕されたことを発端とした「京大ポポロ事件」。その取材のために京都大学へと赴いた。その際に京都大学学舎より南に位置する学生寮「熊野寮」を視察した。

 その時は予想もしなかった。

 静かにレトロな雰囲気を醸し出す建物がわずか4時間後、

 

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こんなことになっているとは。

 

 警視庁公安部が熊野寮の家宅捜索に踏み込み、それに反発した学生が拡声器を使い抗議。表には厳重装備の数十人の警察官。学生はサングラスやマスクで顔を隠しさながら武装集団のような風体。現場では学生の怒号が飛び交い、昭和の学生運動を想起させる異様な空間だった。

 

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 家宅捜索の為熊野寮から出されていた寮生らはそのほとんどが中庭に取り残されていたが、一人の学生が外壁を伝い、「令状見せろ!」と叫びながら封鎖された熊野寮二階窓から強引に入ろうと試みているようだ。警察はもちろん頑として中に入れようとはしない。侵入しようとする窓を変えながら身体を強引にねじ込んでは警察に押し返される。一人では侵入できないと思ったのか学生は一旦引き上げると、他に5,6人を引き連れ、再度突入を試みる。明らかに危険な行為だ。

 

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 それと同時に、突入を試みる学生とは別の学生が拡声器を使って演説を始めた。内容はそれまでと変わりなく、熊野寮の家宅捜索が不当であること、及び11月2日の3学生の逮捕が不当であるとの主張であった。

 しかし主張内容には具体的な根拠は無く、不当捜査の一点張り。報道陣に報道して欲しいと言ったそばからカメラを撮るなと恫喝するダブルバインドな演説であった。特に最後に出てきた学生が「(3学生が)公務執行妨害をしたのは確かに悪かったなと思いますけどぉ」と発言。集まっていた市民からは「(3学生が公務執行妨害をしたと)自覚があるなら大人しくしていればいいのに」との声もあがっていた。

 

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 熊野寮の外では報道陣やスマートフォンを掲げる市民に「撮らないでください」と声をかけて回る中年男性の一団がいた。警察の人間かと思い身分を尋ねると拒否されたが、「身分の開示もなしに報道の撮影を妨害するのはおかしい」と言うと、渋々といった風に京都大学の職員であることを明かした。そこで大学側がこの状況をどう考えているのかを職員に直撃してみた。

 

「なぜ大学は学生を止めないんですか?」

『学生の自治ですから』

「では大学側は今のこの学生の行動を支持しているということでしょうか?」

『そういう、それは、わかりませんけど、思想信条の自由じゃないですか』

「思想信条の自由というのは内心に留まる話であって、今のこの状況はアジ(アジテーション)演説ですよね?」

『学生の自治なんで、それを管理はできない』

「大学に管理する責任はないと?」

『管理はしますけど、してるじゃないですか』

「ですから、それで学生を止めないということは、大学側が学生を支持していると捉えられても仕方ないと思うのですが、どうお考えですか?」

『なにか(問題が)有りますか?』

 

 それ以降は『逮捕されていないのだから問題行動ではない』『問題があるなら逮捕されているはず』との押し問答となり、ついに明言はされなかった。

 

 しかしこれを見ていただきたい。

 

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 これは熊野寮の学生が報道の中継車に乗り込み、取材クルーを恫喝している様子である。機材等の大きな損壊がなかったため逮捕にまで至らなかったが、だからと言って問題無い行動とは言えない。これすらも大学職員は止めることもなかった。

  さらには演説していた学生が「マスコミは寮生の生活空間を撮るな!!」と叫んだ瞬間だった。ヘルメットにマスク姿の寮生たちが続々と熊野寮の門から飛び出してきた。

「撮るなって言ってるだろ テメェ!!!」

「テメェ また撮ってやがるな!!」

「しばくぞ!コラ!!」

 

 高圧的な態度で恫喝する熊野寮生。報道も一般人も関係なく、ついにはカメラを構えてない通行人にまで「見てんじゃねぇぞ、てめぇ!」と声を荒げる始末。警察の捜査を不当だと主張しながらも、やっていることは中核派だと言われても仕様のないことばかりだ。

 

 約3時間後の16時55分に警察が引き揚げが開始された。

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 熱に浮かされた学生から「帰れ!」コールが上がるが、それだけでは冷めやらない。警察が去った後も残った報道陣への被害報告がインターネット上に上り続けていた。

 

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総合探偵社 ガルエージェンシー京都中央(0120-783-799)

代表は元京都府警捜査官。30数年もの間、暴力団捜査・知能犯捜査の特捜最前線で数々の難事件を指揮、解決に導く。刑事事件や民事事件の証拠収集にも対応可能な支社で、顧問弁護士とのプロジェクトチームによる徹底したサポートも行っている。

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