嫉妬が生んだストーカー。なぜ嫌がらせをしたのか犯人を直撃すると…

ストーカー
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「最近、知らない人から『あなたはどんな男性とも関係を持つ女なんだってね。今日ホテルどう?』というような酷い内容の電話が頻繁に入るんです」

こう口火を切ると、まるで気持ちのつかえがとれたように一気に話し始めた相談者のKさん。同性から見ても美人な独身女性でした。彼女によると、「私は簡単に携帯の番号を教えたりしないし、テレクラに電話したことなんて一度もありません。夜中にかかってきた電話に出たときに、どこで私の番号を知ったのか教えてくれた男の人がいたんです」とのこと。その男性の話によると、近くの駅の公衆電話に『誰とでもエッチするから電話して』とフルネームと電話番号が書いてあったというのです。

翌日、Kさんは公衆電話から自分の情報が書かれた紙を回収したそうですがいまだに電話が来るようで、最近は家の郵便受けに生ゴミを入れられたり、郵便物が盗まれるという被害も…。不安を抱え込むKさんから依頼を受け、調査を開始しました。


まず自宅周辺を調べると、いたずら書きは半径3キロ四方の公衆電話に数多く書かれていました。平行して自宅付近で張り込むと、2日目の夕方、 1人の中年女性がキョロキョロしながらマンションに近づき、依頼者宅のポストを物色すると中の手紙を抜き取ったのです。彼女は何事もなかったかのように依頼者の隣の部屋に入っていきました。さらに、その日の深夜、問題の女性が、上下黒のスウェット姿に黒いキャップという怪しい姿で出てくると、近くの公園の電話ボックスに行き、依頼者の名前と携帯番号に加えて、前よりもハレンチな内容のいたずら書きをしたのです。

犯行のすべてをカメラに収めることができた私たちが、Kさんに聞くと、隣人とは「顔すらめったにあわせたことがない」とのこと。
なぜそんな嫌がらせをしたのかを聞くため犯人を直撃すると、その中年女性は観念したのか、「今まで、男性と付き合うこともなく、家と会社の往復だけしていた自分に比べて、美人で素敵な彼がいる幸せそうな隣の女性が羨ましかった」と告白したのでした。

結局、犯人は依頼者に謝罪しすぐにどこかへ引っ越していきましたが、知らずに隣人の妬みを買うなんて美人も大変。実に恐ろしきはオンナの嫉妬でしょうか。

※ この物語は、実際にあった状況をもとに書き下ろしたフィクションです。

ガルエージェンシー特捜班

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ガルエージェンシー特捜班

ガルエージェンシー本部直属の特別捜査班。 事件との対峙を主な任務とし、選ばれた精鋭が集う。 海を超える情報網とその捜査力は圧巻の一言。

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