月9ドラマでは描けない「お坊さん」になるための過酷な荒行とは!?

荒行,水行
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聖人(上人)となった私の友人Y君のお話です。

彼は最近まで「ラーメンからロケットまで」と言われる総合商社に務める商社マンでした。ところが、一人息子の彼は父親の急死で、実家のお寺を継ぐことになりました。大学も理系を卒業し、到底住職になる兆しのなかった彼が僧侶になるために会社を辞めたのは相当な決心だったことと思います。彼の母親に聞くと、なんと11月から苛酷な修行に出たとのことで、しかも世界三大荒行の一つである日蓮宗の大荒行堂へ入ったというのです!

荒行とは、僧や山伏などが激しい苦しみに耐えて行う修行のことです。

大荒行は毎年11月1日から翌年2月10日までの寒壱百日間、千葉県にある大本山 中山法華経寺にて行われます。大荒行には全国から多勢の僧侶が集まり、寒壱百日間に及ぶ修行は大荒行の名に恥じない厳しいものなのです。日蓮宗の僧侶なら誰でも良いわけではなく、修法規程にのっとった僧侶のみが対象となり、たいへん厳しい苦修練行を行うそうです。

中山 法華経寺荒行僧

荒行僧の一日は、早朝2時に起床し、朝3時の一番の水から午後11時まで一日7回、寒水に身を清める「水行」と、「万巻の読経」「木剣相承」相伝書の「書写行」があり、朝夕2回、梅干し一個の白粥の生活が続きます。

水行

次第に手や足のひびやあかぎれが裂け、血が吹き出してくる・・・ 体重は20キロ近く痩せ、髭ぼうぼうで長髪の頭、まるで仙人の様相となります。この厳しい修行により、日蓮宗の御祈祷を行うことができます。行者の一心の修行により、ついには念力をも生ずるとも言われています。

35日間の「自行(じぎょう)」期間が終わると、ほんの5分間という短い時間だけ「面会」が許されるようになります。

瑞門

2月10日の成満の日は入行時に閉ざされた瑞門が百日ぶりに開かれ、境内は全国から集まった大勢の出迎えの檀信徒が、早朝より修行僧の出行を待ち受けます。 この世界三大荒行のひとつに数えられる日蓮宗の大荒行に耐え抜いたものだけが、修法師(しゅほっし)として秘法の木剣加持を許されるそうです。

過去には死者もでたことがあるこの過酷な荒行を、どうかY君は無事に成満できますよう、祈念してやみません。南無妙法蓮華経。

合掌

ガルエージェンシー西神奈川

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