「女の子に産んであげれば良かった」~行方不明の息子を捜して

ゲイ
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『お願いです。探さないでください。親不孝でごめんなさい』

大学生の息子が書き置きを残し居なくなって1週間。
ご両親が調査依頼でいらっしゃった。

「息子が東京にいるのは間違いないと思います」と話すご両親。
「なぜ東京にいると思うのですか?」と確認したところ、
少しためらいながらも、こう答えた。
「息子の部屋には新宿2丁目に関する雑誌が一杯あったんです・・・」

ご両親も息子さんにそちらの気があることはうすうす気が付いていたという。
写真を見せてもらうと確かに色白で可愛らしく中性的な顔立ちをしていた。

彼が残していった雑誌とパソコンからの情報を頼りに新宿2丁目に向かう。
いつもは大得意の聞き込みも、今回は女性であることがネックでうまく聞き出せない。直ぐに男性調査員の応援を頼む。

調査を始めて3日目で息子さんは見つかった。
直ぐにご両親に報告したが、ご両親は連れ戻すつもりはないと言った。
『居場所が分かればそれでいいんです。いつか自分で戻ってきてくれるのを待ちます。女の子に産んであげれば良かった・・・』

ご両親の言葉に愛情の深さを感じ心を打たれた。

※ この物語は、実際にあった状況をもとに書き下ろしたフィクションです。

ガルエージェンシー特捜班

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ガルエージェンシー特捜班

ガルエージェンシー本部直属の特別捜査班。 事件との対峙を主な任務とし、選ばれた精鋭が集う。 海を超える情報網とその捜査力は圧巻の一言。

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