みなさん今更ですが、ご自身のマイナンバーは無事届きましたでしょうか。
タンスの中にしっかりしまってあることでしょう。年末から年始にかけて連日のようにテレビで報道されていましたが、最近は落ち着いてきましたね。ほとんどマイナンバーの話題を聞かなくなりました。
しかし、マスコミ等が注目しなくなった今が、詐欺師たちが本格的に動き出す好機なのです。
昨年マイナンバー占いというものが出たことをご存知でしょうか。
ちなみにマイナンバー占いという言葉は商標登録されています。
最初に出たマイナンバー占いは、昔からあるラッキーナンバー占いと一緒で、マイナンバーのすべての数字と運勢を占いたい西暦と月の数字を足していき、一桁になるまで計算します。出た数字で運勢を占うわけです。これはまあまともな奴ですが、こんな完全な詐欺サイトもありました。
思わず入力しちゃった人もいるわけですが、だいたい、相性診断とうたっておきながら、相手の番号を入れないのに、誰との相性を診断するのでしょうか。
数年後には、銀行のシステムで、マイナンバーと預金口座が紐づけされます。マイナンバー、名前、生年月日を利用して、新たなクレジットカートが作られてしまう可能性も。手元にあるカードじゃないので、気づくのに時間がかかり被害は大きくなります。実際、米国や韓国では同様の被害が報告されています。また、勝手に婚姻届けも出されています。
今月に入ってからは、古典的な手口のマイナンバー詐欺が見つかっています。今では引っかかる人もほとんどいない、架空請求詐欺にマイナンバーが使われ始めました。まず、件名、または本文の頭に「【重要】マイナンバーに関わる大切なお知らせ」とあり、本文は通常の有料サイトの金を払えというものですが、最後に「【マイナンバーに関する注意】民事訴訟及び刑事 訴訟の被告人(訴えられた側)となられた方は、訴訟履歴がマイナンバーへ 登録されます。訴訟履歴がマイナンバーへ登録されますと今後一切記録を消すことが出来なくなります。」と脅し文句が記載され、不安にさせるものです。
すでにたくさんの数の手口が登場しており、今後もさらに複雑で狡猾なものが出てくるのは確実。最大で唯一の自己防衛方法は「勤務先以外には教えない」ということしかできません。
ガルエージェンシー蒲田