ボウガンを自作した少年!そのターゲットとなったのは…!?

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うちの調査員K君から聞いた話です。

K君は中学が終わるまで、施設で暮らしていました。施設では同じような年頃の男の子二人と同室だったそうです。ある日学校から帰ると、同室で一つ年上の男の子が言いました。

「見-や、これ、スゲーだろ!」

その子はそう言うと、お手製のボウガン(鉄砲型の弓矢)を自慢そうにK君に向けてきました。それは、竹を二重張りにした弓に、自転車のスポークを括り付けた矢がセットされ、正直とてもかっこいいものに見えたそうです。

二人はさっそく裏山に行くと、落ちていた空き缶やら、大きく実った柿の実に向けて試し撃ちを始めました。K君は専ら、的から外れて後ろの方に飛んで行ってしまった矢を、何度も何度も拾いに行く役目です。

そろそろ自分にも撃たせてくれないかなと思い始めた時、ふと気が付くと、足元に一匹の猫がちょこんと座っていました。

その猫はノラ猫ですが、とても人に懐いていて、その艶々とした黒い毛並から「クロ」と呼ばれ、施設のみんなからとても可愛がられていました。細くて長い尻尾をゆったりと左右に振り、K君を見上げると、少し顔を傾げて「ニャア」と鳴きます。施設の中でも、特にK君が可愛がっていて、クロもK君を見かけると、いつもうしろをチョコチョコと着いて来るのです。

 「クロ、来たんか、分からんかったわ」

K君はそう言うと、クロを抱き抱え、喉の下を撫ぜてやりました。クロも目を閉じてグルグルと喉を鳴らし、気持ち良さそうにしています。

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すると突然、「帰ろうや!」。ボウガン撃ちに飽きたのか、男の子はそう言うと、駆け足で先に裏山を下り始めました。K君は、次は自分にも撃たせてもらえると思っていたので、すごく騙された気分になりましたが、クロを抱いたまま、仕方なく山を下りました。

辺りは既に暗くなり始めています。クロを抱いて部屋に入ったK君に、先に部屋に戻っていた男の子が言いました。

「なあ、クロを撃ったらどうなると思う?」

 つづく

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総合探偵社 ガルエージェンシー米子(0120-249-520)

開業から13年のベテラン支社。境港市、大山町、琴浦町、倉吉市、鳥取市、伯耆町、島根県松江市などを含む鳥取県西部全域にて主に活動中。全国上場企業や金融機関、弁護士や司法書士などの士業関係者からの信頼が厚く、多数依頼を受けている。

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