「日本スゴイ」報道ブームを批判で話題の東京新聞、実は二枚舌?その理由は

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「日本スゴイ」ブームを批判した、東京新聞の特集記事が話題になっている。当該の記事は、2016年12月23日の朝刊・特報面に掲載された。テレビ番組をはじめ、国内のメディアで日本を礼賛する報道があふれていることを、批判的な観点から論じた記事だ。記事の冒頭では、最近の「日本スゴイ」ブームを次のように批評している。

「テレビ各局が力を入れる年末年始の特番も日本礼賛のオンパレードである。だが、ちょっと待て。自己陶酔の先には何が待っているのか。この間、『世界の報道自由度ランキング』などで日本メディアの評判は下落の一途をたどった。戦時下の日本でも『世界に輝く日本の偉さ』が強調され、やがて破局を迎えた」。

 

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「ヘイトスピーチと排外主義に加担しない出版関係者の会」事務局の岩下結氏は、ブームの原点は東日本大震災であると主張。「原発事故によって日本の技術がこてんぱんに打ちのめされたが、いつまでも引きずっていたくない。被害妄想からまず嫌韓本が広まった。これが批判を浴び、置き換わる形で一五年ごろから日本礼賛本が目立ってきた」。

 

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メディアによる日本礼賛は今に始まったことではないとして、記事ではその歴史を紹介。満州事変以降の歴史の中で、日本を礼賛した事例を扱っている。戦後、日本礼賛の傾向は衰退したが、バブル崩壊とともに再び見られるようになったという。そして、安倍政権の誕生後、「愛国心を強調する出版物が再びあふれ返るようになった」。

上智大学教授の中野晃一氏曰く、日本経済が低迷し、「自信が持ちにくい国になっている裏返しとして、聞き心地のよい言葉がもてはやされているのでは」。「国会で強行採決を繰り返す安倍政権の抑圧的な姿勢は、国民の尊厳を傷つけ続けている。一人一人が大切にされていると思えるような社会になれば、『日本スゴイ』なんて言わなくても済むようになるはずだ」。

 

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この記事に関して、読者から情報が寄せられた。「東京新聞は、『日本スゴイ』系の『JAPAN CLASS』の広告を定期的に掲載してきました。今回の記事は、二枚舌そのものです」。当サイトが11月まで遡って確認した結果、『JAPAN CLASS』を刊行する東邦出版の広告が、11月20日の朝刊に掲載されていることを確認できた。

 

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だが、『JAPAN CLASS』の広告は見当たらなかった。東邦出版に尋ねたところ、『JAPAN CLASS』の広告が東京新聞にこれまで何度も掲載されてきたことは事実であるという。ただし、広告を毎回出しているというわけではないそうだ。刊行前の段階で、どの媒体に広告を出すかということを、そのつど決めているという。

 

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コメント

  1. 匿名 より:

    私はリベラルではありませんし、東京新聞を擁護するつもりもありません。
    ただ、あまりに記事の書かれ方が酷いのでご意見申し上げます。

    見出しのようなタレコミがあったものの、結局、ライター自身はそれを確認していないわけですよね。
    にもかかわらず、さもそれが事実であるかのように記事にしているのはいかがなものでしょうか。

    見出しに「?」を付けてはいますが、「?」を付ければ何でも許されるわけではありませんよ。

    記事にするならばきちんと確認すべきで、確認できなかったのならば、本来、記事にはできないはずです。

    当該記事のいい加減さは「まとめサイト」のそれと同じです。
    楽して大層な記事を書きたいと考えているならば、トラブルになる前にニュースサイトの運営なんてやめた方がいいです。

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