探偵の探偵、不倫カップルを尾行していたら別の探偵も調査中だった

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数年前、私は新人スタッフの研修で、あるカップルを尾行していた。
街を歩いているカップルの中から対象者となるカップルを選び、不倫カップルに見立てて尾行をするという実践的な浮気調査の研修だ。

カップルを選ぶ基準は不倫関係に見えるような人物ということ。
その時に選んだカップルは男性が40歳前後、女性が30代前半という不倫臭がするカップルだった。
実際は不倫関係かどうかは分からないが、はっきりと確信したのはその時が始めてだった。

我々が選んだカップルを他の探偵が尾行していたからだ。
カップルと我々の間には常に同じ二人組の男性が歩いていたことで探偵たちの存在に気付くことが出来た。

一人は20代前半、もう一人は30歳前後くらいでぱっと見は友達同士のように見えたが、彼らは時折バッグからカメラを取り出してカップルの仲睦まじい様子を撮影していた。
周囲の人間には見つからないように巧妙に。
このような機会は滅多にない。自分たち以外の探偵がどのような調査をするのか見学する為に我々はカップルと探偵の尾行を続けた。

時刻は夕方になり、カップルは居酒屋に入って行った。
探偵たちが店の出入口を見渡せる物陰から何やら話し込んでいたので、我々は彼らの死角になる場所を見つけて近づき、話を盗み聞いてみた。

「店を出た後は向こうは酒が入ってるから多少大胆に尾行しても大丈夫だけど、最後まで慎重にやろう。二人が別れたら女の自宅を割り出す必要があるから女の尾行に調査を切り替える」

探偵特有の会話が聞こえてきた。
今の会話から察すると、このカップルの男性の妻が探偵に浮気調査を依頼したらしい。
女性が浮気相手ということになる。

二人がことを済ませて別れた後は浮気相手の女性の素性を調べる為に女性を尾行して自宅を突き止める。
それによって名前などが判明し、慰謝料を請求出来るようになる。
探偵たちは基本に忠実な調査プランを考えているようだった。

居酒屋を出た不倫カップルは入店前よりもアルコールが入っていることで密着度が高まっていた。
時折立ち止まってはキスをしてホテル街に向かって歩いて行った。
その後、不倫カップルはラブホテルに2時間滞在して、駅で別れた。

その後の女性の尾行も問題なく成功し、調査は無事に終了した。
探偵たちはほっとした様子で笑みがこぼれていた。
彼らの気持ちが自分たちのいつもの心情と重なり、我々の顔もほころんだ。

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