100メートル、200メートルの世界記録保持者。
オリンピックでは3大会連続2冠の偉業を達成。
文句なしの人類史上最速スプリンター
ウサイン・ボルト
現在30歳のボルトは、今年8月に開催される世界陸上ロンドン大会での現役引退を表明していますが、彼には引退後の夢があります。
それは、
サッカー選手への転身です。
ボルトはこれまで、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドのファンであることを何度も公言し、サッカーへの熱意を語っていました。
自身のサッカー選手への転身について問われると、
「かなりやれると思う、俺のコンディションは良いし、俺は足が速くてボールのコントロールも出来るし、全てのプレーを理解している。」
と自信たっぷり!
さらには、
「(サッカー界で)トップ50に入る選手になりたい。レギュラーとしてプレーする機会を得られれば、最低でもシーズン20得点を記録できるストライカーになりたい。」
と具体的な成績に関しても語っています。
一部報道では、この数か月間は複数のクラブと話をして、契約の可能性も出てきているとの情報も!?ボルトの夢は実現するのでしょうか…。
さて、サッカー好きの私の見解としては、
いくらボルトでも、速いだけでサッカー界の第一線で活躍するのは、かなり難しいと思います…。
なぜなら、
サッカー界にはボルトぐらいのスピードで走れる選手なんてゴロゴロいるんですよ!
というのも、サッカーに必要なのは、20メートル、30メートルを一瞬で駆け抜ける瞬発力!
実はボルト、オリンピックの決勝レースでも初速では他の選手よりかなり遅い…。
徐々に加速し、60~80メートル地点で他を引き離すスタイルで勝ってきています。ですが、このスタイルはサッカー界では通用しません。
実際、サッカー選手の走行スピードをボルトと比較したデータでは、
アーセナル所属のベジェリン選手は、40メートル地点でボルトの2メートル先を走っており、
ローマ所属のジェルビーニョ選手は、ボルトの100メートルの平均時速とほぼ同タイムの記録を、ドリブルしながら出しています。
しかしこんな超スピードを出せる選手たちでも、世界の第一線では日々ポジション争いに身を置いているようなレベル。トップ50に選ばれたり、20得点するには、速いだけでは難しいのです。
さて、そんな厳しいサッカー界で、サッカーに関しては未知数のボルトとの契約を行うクラブチームが現れるのでしょうか?そしてボルトはサッカー界でも伝説を作れるのか?
少しだけ期待もしている私です!
執筆者 神戸探偵 s.k