毎日新聞が「男女平等」を考えるイベントで男女差別?拡散されるデマの実態

top
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

先日、「男女平等」をテーマにしたイベントの参加費が不適切であると、Twitterで話題になった。その内容をめぐって、虚偽の情報が大量に出回っている。当該のツイートは、2018年4月21日になされたものだ。本記事執筆時点で、リツイートは4万9000件を超え、「いいね」も8万2000件以上に及ぶ。

このツイートには、別の人物による以下のツイートをキャプチャーした画像がある。「『男女平等を考えるフォーラム』 参加費:男性4200円 女性3600円 - 毎日新聞』」。これを見た人々の一部は、当該のイベントは毎日新聞社の主催であると思い込み、「男女の参加費が異なるとは、まさに男女不平等だ」と同社を批判した。

 

01

 

ところが、これは明らかに事実誤認だ。当サイトが調べたところ、同様の虚偽情報が、過去2回にわたってネット上に大量に広められていたことが判明した。最初は、2015年の夏である。同年1月、鳥取県が「中国地方輝く女性活躍フォーラムinとっとり」というイベントを開催した。

 

02

 

同年8月、イベント後に実施された交流会の参加費が男性と女性で異なるということを、毎日新聞が報じた。「県主催交流会:『共同参画』なのに参加費に男女差? 鳥取」というタイトルの記事だ。会場となったホテルのレストランの価格設定に従った結果、男性と女性で参加費に違いが生じたという。

 

03

 

04

 

先述のツイートにあったキャプチャー画像に写っているツイートには、この記事へのリンクがあった。ただし、記事のタイトルがそのまま書かれていたわけではなかったこともあり、人々は二つの意味で誤解した模様だ。一つは、イベントが毎日新聞社の主催であるという誤解、もう一つは、交流会ではなくイベントの参加費であるという誤解だ。

 

05

 

こうした誤解に気づかないまま、ネット上で虚偽の情報が広められた。まとめサイト等にも次々に掲載され、事態はさらに悪化。虚偽の情報とは知らずに、それらをさらに転載したり、毎日新聞社を批判したりする人々が続出した。しかも、虚偽であると指摘されても、訂正しないで事実に反する内容を掲載し続けたサイトもある。

そして、2017年の夏にも、再び同じ問題が発生した。この時に使われたのも、2015年のツイートをキャプチャーした画像、つまり、先日のツイートにあった画像と同じものだ。その情報を正しいと信じ込む人々が相次ぎ、毎日新聞社へのバッシングが続出。まとめサイト等によって情報が広められて、騒動に拍車がかかった。

当サイトでは、毎日新聞社に連絡を取った。広報の担当者によると、このたびの件については把握していなかったという。そこで、その時点までの状況と、虚偽の情報が広められた経緯を説明した。また、2015年と2017年の騒動についても、関連情報を提供した。当サイトからの情報に基づいて、詳細を確認するという。

 

 

その他の証拠画像

 

06

 

07

 

08

 

09

 

10

 

※モザイク加工は当サイトによるもの

 

この記事が気に入ったら いいね!しよう

探偵Watchの最新記事をお届けします

ガルエージェンシー特捜班@ニュースウォッチ

得意ネタは炎上、流出、不正自慢発覚。

関連記事

Message

メールアドレスが公開されることはありません。