新元号「令和」発表に手話ワイプが重なった騒動を揶揄、新聞記者に疑問の声

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先頃、新元号「令和」が発表された。それを報じたNHKでは、新元号が映っている箇所に手話通訳のワイプが重なり、元号の文字が隠れてしまうというハプニングが発生。この件がネット上で話題になる過程で、聴覚障害のある男性のツイートが注目された。「平成」の元号発表時には、このような手話通訳は存在しなかったという。

東日本大震災の発生後、若い聴覚障害者を中心として、政府広報のアカウント等に呼びかけたところ、官房長官の記者会見には手話通訳がつくようになったそうだ。この男性も、各所に呼びかけた一人だったという。今回のハプニングは、「国民の一大事にインパクトを残せる位置に手話通訳がいる。これはすごい進歩ですよ」と記した。

 

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これらのツイートは大きな反響を呼び、各所で取り上げられた。やがて、メディアでも紹介されることとなった。ところが、その過程で意外な事態が発生していたことが、このたび当サイトに読者から寄せられた情報で発覚した。本件を扱ったメディアの一つが東京新聞であり、2019年4月7日の朝刊に記事が掲載された。

上記のツイートの概要を紹介すると共に、男性へのインタビューを掲載した記事だ。記事では、今回のハプニングに関する全日本ろうあ連盟による声明も紹介した。連盟では、NHKが手話通訳のワイプを導入したことを高く評価し、「今回の騒動で手話通訳付き放送の歩みを後退させることがあってはなりません」と述べている。

 

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この記事は、男性のツイートや全日本ろうあ連盟の声明に共感的な視点から書かれている。その後、男性はツイートへの反響や東京新聞に記事が掲載されたことについて、ブログに感想を記した。想定を大きく超える反響に、驚いたという。また、なぜ今回のツイートがこれほどの反響を呼んだのかということを自ら分析している。

 

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男性曰く、「実際のところ、やはり今回の『ミス』を揶揄するようなツイートを目にしてかなりいらっと来たのはあります」。一方で、まさに「揶揄」を目的としたツイートを、東京新聞の記者が行っていたことが新たに発覚した。しかも、男性のインタビュー記事を掲載した社会面の取材を担当している、社会部の記者の一人だ。

 

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当該のツイートは、男性への取材記事が掲載されるよりも前に、3月31日に投稿されたものだ。「菅官房長官の一世一代の大仕事を台無しにしたNHK。いい仕事した(笑)」。それを見た人々から様々な意見が寄せられたが、批判的な声も多い。男性のツイートと比較して、記者の見解を疑問視する人々もいた。

 

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この記者は日頃、現政権に批判的な立場から主張を展開している。そのため、今回のツイートは、記者のスタンスとは相容れない人々の反感を買うことにもなったようだ。また、記者のツイートが、C.R.A.C.(元「レイシストをしばき隊」)関係者からの引用だったことも、騒動に拍車をかけた模様だ。

なお、記者のアカウントのプロフィール欄には、「投稿内容は個人の意見です」と書かれている。新聞記事の論調と所属記者の見解が一致しているとは限らないのは、言うまでもない。とはいえ、男性の視点を好意的に紹介する記事と、当の男性が「いらっと来た」という「揶揄」を目的とした記者のツイートとのギャップは、後味の悪いものとなった。

 

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ガルエージェンシー特捜班@ニュースウォッチ

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