「途上国の少女」の広告のNGOへの異論が大反響「男の命には興味なし?」

top
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

発展途上国の少女たちの置かれた困難な状況を継続的に問題提起している、国際NGO「プラン・インターナショナル・ジャパン」。「13歳で結婚。14歳で出産。恋は、まだ知らない」、「『私を結婚させないで』戦うその子は、まだ9歳でした」、「病院へ連れていってもらえない。ここでは女の子の命は軽い」。

このようなメッセージが現地の少女たちの写真とともに掲載された広告を見たことのある人は多いのではないだろうか。同団体は、ホームページやTwitter等でも活動内容を紹介したり、寄付や協力を呼びかけたりしている。このたび、同団体のツイート内容への「異論」が反響を呼んでいるとの情報が、当サイトに寄せられた。

発端は、プラン・インターナショナル・ジャパンによる次のツイートだった。「世界には、女の子として生まれてきただけで『NO』と言われる国がある。その国は遠い。でも、支えることで彼女たちの『親』になることはできる。女の子の力と可能性を育もう。それはきっと世界を変える大きな一歩になるから」。

 

01

 

このツイートには、「私の娘は、13歳で40歳年上の男と結婚させられる」という広告の画像がある。これに対して、「男の子として産まれただけで戦闘員として育てられ、短い人生しか生きられない国があることも報道してほしいな。NGOさん、男の命に全く興味ないよね」と異論を唱えた人物が注目され、大量にリツイートされる事態に。

 

02

 

さらに、以下のように続けた。「イスラム過激派が大人数の女の子を誘拐した事件、世界中で報道されて救出のために色々な人たちが尽力して、最終的に女の子達は解放されたのに対して、男の子は生きながら焼き殺されたこととか、ほとんど報道されてないよね。女でなければ人にあらずっていう感じなのかな」。

 

03

 

また、「やはり『男の子の命が危ない』よりも『幼い女の子が望まぬ結婚を強いられてる』のほうが多くの人の心を動かすんでしょうね。その方が寄付も大きくなるだろうし」、「女の子のトピックを扱うときは女の子特有の論点として、男の子を扱うときは男女関係なく子供全体の問題として扱うことに疑問があるんですよね」という。

 

04

 

「明らかに男の子のほうが命に関わることなのに、ネットでも電車の車内広告でも、女の子のことばかり言っている」、「広告スペースの制限のないウェブサイトでも女の子の問題ばかりクローズアップされてるんですよね」。これらのツイートは反響を呼び、様々な意見が書き込まれることとなった。

 

05

 

06

 

とはいえ、団体がツイートにて扱っているのは、少女の問題だけではないことは確かだ。上記の異論を展開した人物も、過去に同団体が少年兵の問題を扱ったことに言及し、また取り上げてほしいと述べている。一方、本件の情報提供者は、「電車内の広告が少女の問題に関するものばかりなのはなぜなのか、気になっていた」と述べる。

当サイトでは、プラン・インターナショナル・ジャパンに話を聞いた。上記の異論については、その時点までに把握していなかったという。ツイート内容に対して各種の批判が書き込まれるということは、これまでもあったそうだ。団体としては、それらの意見に対して個別に応答したり反論したりすることはしていないという。

電車内の広告内容の多くが少女の問題を扱ったものであるのは、どういった理由によるのか。このように尋ねたところ、発展途上国における少女をめぐる各種の問題は、実際に起きている事態の中で最も深刻なものの一つだからであると、担当者は回答した。そうした認識に基づいて、少女の問題に焦点を合わせた広告を出してきたという。

 

この記事が気に入ったら いいね!しよう

探偵Watchの最新記事をお届けします

ガルエージェンシー特捜班@ニュースウォッチ

得意ネタは炎上、流出、不正自慢発覚。

関連記事

Message

メールアドレスが公開されることはありません。